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ニッケイ新聞 2010年3月5日付け

 ブラジルに初音ミクがやってくる―! といっても「誰それ?」という方が大半だろうが、元々の音声合成システムに女性の声をのせられるパソコンソフトにキャラクターイメージがつけられたもの。ソフトは1年で4万2千本が売れ、日本で一番有名なバーチャルアイドルだ。その〃活動〃はCD発売、ライブに留まらず、DVD、書籍、フィギアなど様々な関連産業を生みだしている。と説明されても「何それ?」という方はぜひコ・フェスタで実物を。
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 先月21日が総会ラッシュだったこともあり、25日の県連代表者会議には計5県人会から新旧会長らが出席した。他の日系団体役職との兼ね合いもあって退任した矢野敬崇大分会長は、県連で担当していた国際委員長からも離れ、同委が検討していた青少年が日本語を学ぶ訪日事業は一時休止と報告。例年多くの県人会長が交代する県連、担当者の退任で事業企画が止ってしまうのは宿命か。そういえば、あの「日本島」は?
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 会計問題で会館賃貸・引越しを決断した長崎県人会。県連会議で川添博新会長は「不祥事問題に決着をつけ、再生のスタートを切る年に」と抱負を語ったが、一方で「会館の大きな荷物を置かせてくれる県人会、事務所を間借りさせてくれる会があれば連絡してほしい」と苦しい台所事情を吐露する場面も。
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 日本相撲協会は1日、今月14日に初日を迎える3月場所の番付を発表した。友綱部屋のブラジル出身2力士の番付は、幕下の魁聖は先場所の東十枚目から西五枚目、三段目の魁心は東二十一枚目から西九枚目へ。

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