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群馬県人会=今年創立65周年=式典を盛り上げよう!=県知事ら来伯に期待

ニッケイ新聞 2010年3月6日付け

 在伯群馬県人文化協会(内山住勝会長)は2月21日同県人会館で「第65回2010年度定期総会」を開催し、約40人が出席した。
 内山会長は「日本の景気も悪い中、母県からは資金援助を受けている。我々も気を引き締めていかなければ」と述べ、「今年は、県人会創立65周年。歴史に残る記念式典を開催しよう」と力を込めた。
 松田典仁名誉会長が議長に選出され、09年度事業報告、決算報告が行われた。10年度事業計画案・予算案が発表され、審議の末拍手で承認を受けた。
 昨年度収入は6万2千レアル、支出は8万レで1万8千レの赤字。残った流動資産は、31万4千レ。宿泊施設の家賃値上げや会費収入の増加などが協議された。
 県人会創立65周年記念式典は8月22日に予定され、日本からの県知事ら公式訪問団の出席も期待される。また、今年は群馬県とサンパウロ州の姉妹州県提携30周年も迎えるにあたり、サンパウロ州政府関係者も招待する。
 式典の開催にあたり、県人会では実行委員会を結成。会員らに寄付を募り、元県費留学生の渡部ヨランダ副会長は、「盛大な式典開催に向け、留学生OBでも積極的に協力しましょう」と呼びかけた。
 引き続き新年会に移行し、高柳清相談役の乾杯で歓談を交えた親睦会が始まった。カラオケが行われ内山会長や管理人の大矢みどりさんも参加、全員で「うさぎとかめ」を熱唱し、和やかな雰囲気に包まれた。
 モジ・ダス・クルーゼス支部で4年間支部長を務めた加藤豊さん(58、二世)は「今年は、式典準備に向け会が盛り上がっている。不景気で日本からの出席者がいるかどうかだけが心配」と話していた。
 昨年度、11月に2週間群馬県での研修に参加した小林ヒデミさん(35、二世)は「県庁職員には、大変お世話になった。ぜひ式典に出席してもらい、ブラジルの様子も知ってもらいたい」と笑顔で語った。

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