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農拓協=近藤会長が3期目続投へ=昨年の赤字5万7千レアル

ニッケイ新聞 2010年3月20日付け

 ブラジル農業拓植協同組合中央会(近藤四郎会長)は「第53回定期総会」を17日午前、サンパウロ市リベルダーデ区のニッケイ・パラセホテルで開いた。8人が出席した。
 事業報告では、「十勝農協連合会との懇談会」(1月)、「第9回南米日系農協活性化セミナー」(JICAとの共催、同月)、「第5回農協婦人セミナー」(ADESCと共催、3月)、「リンス第53回農産展」(同地文協共催、7月)などが報告された。
 会計報告に関しては、収入13万6811レアルに対し、19万3891レアルの支出があり、5万7080レアルの赤字決算になっている。 
 市瀬成生専務理事から「昨年は活動が多かったことから、デスペーザが多くあった」などと説明。近藤会長によれば、昨年を除き、毎年赤字会計になっているという。
 収入に関しては、グァタパラ、モンテ・カルメロ、ヴァルゼア・アレグレの3農協に各20万レアルを預け入れ、毎月1%(計6千レアル)の利益を得ている。現在の口座残金は26万807レアル。
 09年度の助成金は、国際協力機構(JICA)から85万円、JATAKの2国間農業提携事業で150万円があったこともあわせて報告された。 
 来年度予算は、収支ともに16万レアル。JICAからの助成見込み金は65万円だという。
 役員改選が行われ、2期4年続けた近藤会長が3期目を続投することが拍手で承認された。
 なお、焦げ付きのある貸し付金の回収方法や、経費削減のための事務所移転などについて話題が上がった。
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 役員は次の通り。任期は2年。
 会長=近藤四郎(サンパウロ2)、副会長=小山ジュリオ(インテグラ―ダ)、専務理事=市瀬成生(サンミゲール・アルカンジョ)、理事=城田ジョゼー(コパセントロ)、岡村エミリオ(渇ポン・ボニート)、補充理事=林良雄(グァタパラ)、黒木政助(北サンパウロ)。
 監査=斉藤長一(グァタパラ)、高橋クレウゾ(モンテ・カルメロ)、玉腰豊子(ADESC)、補充監査=金崎英司(ヴァルゼア・アレグレ)、ナシロ・セイシュン(聖南西)、坂口フランシスコ(トメアスー)。

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