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東西南北

ニッケイ新聞 2010年3月30日付け

 サッカーサンパウロ州選手権で28日のコリンチアンス対サンパウロ戦を、4対3で制したコリンチアンス。ロベルト・カルロスのシュートなどで先行後に追いつかれたが、最後はオウンゴール(ゴールコントラ)で勝敗を決めた。何としても100周年を飾る記録を増やしたいコリンチアンスは、これで4位に再浮上。体重増加で動きが鈍っていたロナウドも、得点こそなかったが今回は良く動いたと監督の弁。対コリンチアンス戦3年負け続きのサンパウロは、不名誉な記録をまた伸ばした。
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 イザベラちゃん事件から丸2年の29日、サンパウロ市のパルケ・ドス・ピニェイロス墓地では、花などを手にイザベラちゃんの墓を訪れる人々の姿が見られた。公判中も、裁判所前に作られた祭壇には花や人形などが手向けられたイザベラちゃん。今日30日には、市北部のノッサ・セニョーラ・ドス・プラゼーレスで、2年忌のミサも行われる。
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 09年は125カ国3483市参加のオーラ・デ・プラネッタ(地球の時間)が、今年は36カ国の新規参加を得て27日に行われた。パリではエッフェル塔の照明を消したりしたが、ブラジルではリオのキリスト像やポン・デ・アスーカル、サンパウロ市のつり橋、パカエンブ競技場などで照明を消した他、各家庭でも1時間の消灯を呼びかけた。
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 27日に開通式が行われたサンパウロ市マルジナル・チエテの新車線46キロの評判が今ひとつの様だ。開通すれば、車両運行速度が35%改善との宣伝とは裏腹に、バスにも乗れないなどの苦情が29日のサイトに出ている。特に不評なのが工事中の部分と開通部分の差が大きいバンデイランテス橋付近。当分は、車線変更などに余分な神経をすり減らす事になりそうだ。

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