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若い人の入会増えてきた=ADESC新役員が抱負

ニッケイ新聞 2010年3月30日付け

 農協婦人部連合会(ADESC、Associacao Cultural dos Departamentos de Senhoras Cooperativistas)は今年2月24日に定期総会を開き、新役員を選出した。会長に就任した上芝原初美さん(ピラール・ド・スール)、奥山貴美子書記(ヴァルジェン・グランデ)、鹿毛慶子書記(ジャカレイ)、則武マリア・ルイザ会計(ヴァルジェン・グランデ)が本紙を訪れ、抱負を語った。
 ADESCと言えば、各地で手作り加工品などを販売するフェイラが人気。今年も宮城県人会の青葉祭りやSBC病院、カウカイア・ド・アルトやヴァルジェン・グランデなど、毎週のように予定されており、予定表はびっしり。一行は「たいへん。でも皆楽しみにしています」と笑顔で話す。会員の皆さんは、新製品の研究に余念がないとか。
 このほかにも、今年は第6回南米農協婦人セミナーや親睦会を実施。仏心寺で料理講習を4月と10月に行うほか、憩の園の訪問、スドエステやズットラ方面を中心に支部回りも予定している。恒例の家の光子供絵画コンテストは文協で行い、作品を展示。そのほか5月には宮城県人会館でこども図画教室を開く。
 同会の現在の会員は約170人。2度目の会長就任となる上芝原さんによれば、同会では昨年、30~40代の若い世代が6人入会したという。「母親や姑さんの影響でしょうか。力になってくれます」と喜び、「これから若い人に広がっていけば」と期待を表した。
 新役員は次の通り。相談役=森岡和、片山時瑛、飯田正子、会長=上芝原初美、副会長=玉腰豊子、内海千代美、吉泉美和子、小野マリ、書記(ポ語)=奥山貴美子、西脇マリア、書記(日語)=鹿毛慶子、鳥原寿子、会計=則武マリア・ルイザ、山崎久代、監事=西村千世子、佐々木恵子、豊田栄子、補助監事=三浦マリア、滝井孝子、マリア・デ・ロウルデス・マリオット。(敬称略)

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