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百周年記念行事第一弾=晩餐会でコンサート=渡辺真知子さんらが会見

6月21日(火)

 「距離はあるが精神的には近い場所、もっと歩み寄りましょう」。ブラジル日本移民百周年記念祭典協会が三年後に向けて、最初の一歩となる二十日の晩餐会で歌うために来伯した日本の有名歌手、渡辺真知子さんは記者会見で語った。共に歌う、リカ・チェカトさんやグローボ局ノベーラ「アメリカ」に現在出演中のマリーナ・エラリさんも意気込みを語った。
 「迷い道」「かもめが翔んだ日」などで有名な渡辺さんは十八日に着聖、二十日晩に備えてリハーサルをしてきた。この晩餐会は同祭典協会のイベント委員会(青木智栄子委員長)の主催。日本移民に関して「長い歴史があるので、百周年を機会に新しい気持ちで日本と結託し直せれば」という。
 「お祭り大好き」という渡辺さんの初来伯は十二年前、リオのカーニバルを見に来た時だ。「あんなにクリエイティブな音楽とは知らなかったので、みんなで盛り上げ、歌う様子にとてもパワーをもらった」と思い出す。今回は二回目。
 記者団から好きな歌を聞かれ、いきなり「黒いオルフェ」の主題歌を歌い始め、その澄んだ歌声に十人ほどいた記者団からどよめきが沸いた。「ブラジルの音楽は力が抜けているけど、とても大きなものを感じる」と賞賛する。
 一方、十五回も訪日し日本語も流暢なリカさん(里香)はイタリア系伯人。ヴェニス大学を卒業し、イタリア語、ドイツ語、英語も操る才媛だ。「トラディショナルな演歌が好きです。恋の歌が多いからロマンチック。カンツォーネやサンバ・カンソンに似ている」という。合計二年以上日本に住んだ経験もある親日家としても知られる。
 今回、日伯両国歌を歌うマリーナさんは、米国の音楽大学留学中に日本人学生と同じアパートに住んでいたので、昔から日本文化には興味があったとの逸話を披露。「日本の国歌はとても美しい曲だと思う。言葉は大変難しいが、練習している間に鳥肌がたつぐらいに気に入った」との感想を語った。
 伯国公演の予定はあるかとの質問に、渡辺さんは「今のところない。でも、今回歌って新たな気持ちが起こるかもしれません」と期待をもたせた。二十一日にサントス厚生ホームを訪問した後、二十三日に帰路に着く。

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