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東西南北

ニッケイ新聞 2010年4月9日付け

 今回のリオ州の水害では、最初の土砂崩れで生き埋めになり、「早くここから出して!」と叫んだ他、救助隊員とも言葉を交わしたが、その後に起きた土砂崩れを境にその声が途切れたという8歳男児の話や、なだれ込んできた土砂から守ろうと娘を胸に掻き抱き、自分は死亡した父親など、数々の悲劇が報告されている。消防士の手から渡された8歳男児の亡骸を抱き、涙に暮れる父親の姿は消防士達の涙も誘ったというが、いつの災害でも、被害に泣くのは、貧しい人、弱い人が多い。家族を失い、涙が枯れ果てた後に、再び立ち上がらねばならない人々を慰め、励ますのはやはり痛みを通った人々か。
     ◎
 サッカーのサンパウロ州選手権19節が終った7日、準決勝進出チームがやっと決まった。1位のサントスは4位のサンパウロ、2位のサントアンドレは3位のプルデンテと、11、18両日に対戦。4強進出で100周年を飾りたかったコリンチアンスは、リオ・クラーロを相手に5対1と奮闘したが、エンジンがかかるのがちと遅かったようだ。
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 サンパウロ市東部で7日、約400人を乗せた都市近郊電車(CPTM)が脱線事故を起こした。事故発生は15時30分頃で、11号線(エスツダンテス~ルス)のセントロ方面行き車両が、現在閉鎖中のパトリアルカ駅付近で脱線したもの。負傷者は出なかったというが、CPTMでは09年、12号線(ブラス~カルモン・ヴィアナ)で2度の脱線事故が起きている。事故の原因は不明だというが、CPTMの品質管理度(ISO)は?
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 リオ州に多大な被害をもたらした寒冷前線はバイア州に及び、サルバドール市では8日13時までに250件の被害が報告されているという。

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