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東西南北

ニッケイ新聞 2010年5月12日付け

 6日に聖市東部の銀行へ年金をおろしに行き、警備員に撃たれたドミンゴス・コンセイソン・ドス・サントスさん(47)が、10日夜、脳死と確認された。8日には既に脳死とのネット情報が流れていたが、最終検査は投薬などの処置停止後72時間を経てからと規定されている様だ。黒人系で大柄な男性だっただけに、未亡人は「うちの主人は人種差別の被害者」と発言。4月に起きた聖市カーザ・ヴェルデのモトボーイ殺害も、被害者の母親が「息子が黒人だったから殺された」と言っている。先日軍警に殺されたモトボーイの記事では肌の色への言及はなかったが、人種差別はないと言っても、現実には肌の色や年齢などによる差別が…。
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 聖市のパウリスタ大通りとパンプローナ街の角にあるショッピングで、11日朝から海賊版商品の取締りが行われた。同ショッピングには200店舗が入っているが、軍警や法務省関係者、開店前の店のシャッターを開けるための鍵屋や押収した荷物の運び屋など、総勢60人が押しかけた捜査の対象は約40店舗。カシオ、オークレイ、ルイ・ヴィトン、シャネルなどの偽造品を扱っているとして摘発された店からは、トラック2台に満載の海賊版商品約2万点が押収された模様。
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 ここ数日、聖州でのデング熱関係の報道が続いている。4月までの患者数は、07年の大流行で記録された年間患者数の9万2345人の74・8%にあたる6万9148人。患者の多いのは、リベイロン・プレット、サンジョゼ・ド・リオ・プレット、アラサツーバ、グアルジャー、サンヴィセンテ、サントス、聖市で、最初の3市だけで2万人が罹患。4月の発生数は減少したが、蚊がいる間は油断禁物だ。

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