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松寿司バーが改装開店=日本食材多用した献立

ニッケイ新聞 2010年6月2日付け

 サンパウロ市パライゾ区の松原ホテル内にある「松寿司バー」(Rua Cel. Oscar Porto, 836)が、阿久根隆行さん(57、長崎出身)が昨年末にシェフに就任したのをきっかけに改装オープンした。
 店舗は6年ほど前からあったが、このたび、内装を一新して大幅に和風調が強くなり、料理も日本から直接持ってきた食材を多用したメニューに変わった。
 店内は30席ほどだがホテル内の別室が使えるため、30~50人までの頼母子や会合、パーティなどでも使える。
 新鮮な寿司ネタが自慢で、阿久根さんは「自分が食べたくない料理は絶対に出さない」という方針。静岡の抹茶を使った自家製アイスなどのデザートもある。
 阿久根さんは「ごんべ」「小山」などで30年近い板前歴がある。「小山」が「秀樹寿司」に変ったのを機に、こちらに移った。
 ホテル入り口に展示された武者鎧に始まり、裏庭には竹垣に囲まれた枯山水風の日本庭園が先頃整備されたばかり。大都会サンパウロの密かな和風空間として愛好されそうだ。

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