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東西南北

ニッケイ新聞 2010年6月11日付け

 南アフリカでのW杯開会式は11日だと思っていたら、10日15時からコロンビアの歌手シャキーラや北米のバンド、ブラック・アイド・ピーズなどを招いたショー。11日にも、10時から約30分の予定でショーを行うというから、アフリカ初のW杯開催にどれだけ熱を入れているかが分かるというもの。サンパウロ市の25・デ・マルソでは、ブラジルでコルネッタ、南アフリカではヴヴゼーラと呼ばれる応援グッズを持った年配の女性が出現して、同グッズを吹き鳴らし、皆がうるさがっているという話も。本番が始まれば、ブラジルチームの試合の日だけではなく、出身国の試合の日にも花火などでうるさくなるのは明らかだ。
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 10日に開かれた緑の党(PV)党大会で、マリーナ・シウヴァ氏の大統領選出馬が公式発表された。副大統領候補のギリェルメ・レアウ氏を伴って壇上に上がったマリーナ氏の出馬とキャンペーン費用の承認は午前中。12日は民主社会党や民主運動党、13日は労働者党党大会と、選挙戦も本番に。
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 「3人に1人って何だ?」との問いにどう答えるかはその人の年齢や経験によって異なる。最近の報道では、サンパウロ市の私立校生(13~18歳)の3人に1人は1度に5杯以上の酒類を飲んだ事がある(酔った経験ありとほぼ同義?)という話や、サンパウロ市では18歳以上の市民の3人に1人が3カ月以上の慢性的な痛みを感じているという話がそれにあたる。サルバドール市民は40%以上が慢性的な痛みを訴えているから、サンパウロ市の方がまだましだが、痛みは加齢に伴うもので仕方ないとか、たいした事ないから大丈夫といった考えが慢性化を招く。若いうちからの飲酒も、痛みの放置も後が怖い点は共通…。

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