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東西南北

ニッケイ新聞 2010年6月23日付け

 W杯の一次リーグは最終節となり、22日はA組とB組の第3戦4試合。A組はウルグアイ対メキシコと南アフリカ対フランスで、ウルグアイが1対0、南アフリカが2対1でそれぞれ勝利。南アは嬉しい1勝を上げたが3位に終った。アルゼンチン対ギリシャは2対0、韓国対ナイジェリアは2対2で試合終了となり、A組はウルグアイとメキシコ、B組はアルゼンチンと韓国が決勝トーナメント進出決定。
     ◎
 サンパウロ市南部で18日未明、子供同伴で帰宅中のレストラン経営者夫妻が強盗に襲われた。その日の売上金を狙ったと見られる強盗事件で、バイクで先行していたが妻と子供が乗る車が襲われたのに気づいて現場に戻った夫は賊に撃たれて死亡。夫が撃たれたのに驚いて車外に飛び出した妻も背後から凶弾を浴び、病院に運ばれたが重体だ。強盗被害は2度目となる夫婦は被害を避けるために二手に分かれて帰宅する事にしていたが、夫妻の行動パターンを知る賊は現金入りの鞄を奪い、現場から逃亡。後部座席で全てを目撃した息子は、賊の求めに応じて鞄を渡した後、助けを求めて叫び続けていたという。父親を失い、母親も重体という状況に置かれた11歳少年。凶行の記憶は一生ついて回る事を考えると、犯人逮捕だけでは解決できない事件だ。
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 汚職事件関係者などの選挙出馬を制限するフィッシャ・リンパ法が大統領裁可の前にもさかのぼって適用される事が決まり、本紙でも名前を挙げたパウロ・マルフ下議が「自分のフィッシャは国内で最もきれい」と発言。同氏の発言を報じたサイトには、「カーラ・デ・パウも対象にすべきだった」とか「インターポールが出馬を諦めさせてくれるさ」といったコメントが…。

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