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東西南北

ニッケイ新聞 2010年7月20日付け

 Voto Em Transitoという言葉を初めて聞いた。今回の統一選から導入された、投票日に登録された所にいない事がはっきりしている人が前もって届けを出し、出先に最も近い州都で投票する事が出来るという制度の事らしい。日本なら不在者投票をする状況だが、前もって投票するのではなく、出先で投票という違いがある。投票出来るのは大統領選のみで、知事や国会議員選出のための投票権は失うが、選挙での投票は義務という伯国で日程に柔軟性を持たせるための一工夫だ。
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 聖州の海岸部ではここ数日、ペンギンなどの海洋動物や海鳥の死体が続けざまに打ち上げられ、その数は300を超えたという。プライア・グランデ~ペルイベ間では17、18の両日だけで292頭のペンギンの死体が回収されており、生きたまま回収されたイルカや海亀、ペンギンなどは、グアルジャーの施設で加療中。この時期はアルゼンチンのパタゴニア地方から餌を求めて回遊する海洋生物や海鳥が数多く見られるが、回収された死体を調べた専門家は、死体の胃には食物がなく、衰弱して死亡したとの見解を発表。水質汚染による大量死でなかった事に安堵しつつも、海への懸念と哀れの思い。
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 聖州保健局長のバラーダス氏の死を報じた18日付エスタード紙では、同じページに人工心臓移植が増加中の記事。セーラ氏はバラーダス氏は自分の事より他人の事を優先した人物と賞賛したが、同氏死亡の17日にはサルバドールで、建築許可も取らずに建てた7階建てアパートが、裏の土地が大雨による地滑りを起こしたため倒壊し、隣の家も巻き込んだとの報道があった。こちらは自分達の利益優先で法も無視したエゴイスト達。

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