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東西南北

 リオ地裁は18日、14年2月のデモ取材中のジャーナリスト死亡事件で責任を問われていたファビオ・ラポーゾ・バルボーザ被告とカイオ・シウヴァ・デ・ソウザ被告(共に23)の2人の釈放を命じた。この2人は、リオのバス賃上げ反対デモの最中にロケット花火を発射し、頭部を直撃されたバンデイランテス局カメラマンのサンチアゴ・アンドラーデさんを死なせたとして逮捕されていた。同地裁は本件を最高で実刑30年となる殺人罪とは認めない判断を下したが、最高で実刑8年の業務上過失致死での処罰の可能性は残っている。2人は釈放と同時に、今後のデモへの参加と夜間外出禁止命令を申し渡されている。
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 18日、旅行者特別対応課(Deatur)の市警約40人が、サンパウロ市西部ピニェイロス区エンリケ・シャウマン大通りの民家で違法経営を行っていたカジノに押し入り、国内外の観光客も含む約100人をポーカーなどの違法賭博の容疑で逮捕した。市警側の捜査は、このカジノに出入りした外国人旅行者が金をすったと訴えたことではじまり、数日前から具体的な動向捜査を行っていたという。ピニェイロスは旅行者のみならず、若者を中心とした市民にも人気のある地域だ。
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 サッカーのリベルタドーレス杯グループリーグで18日、サンパウロは本拠地モルンビで昨年優勝のサンロレンソと対戦、ミシェル・バストスの終了間際のシュートで1―0で逃げ切った。これでサンパウロはB組単独2位。同組1位のコリンチャンスと共に決勝トーナメント・ダブル進出の可能性を広げた。

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