ホーム | 日系社会ニュース | 東京の国際和太鼓大会へ=和太鼓「生」の木下節生さん=ブラジルから初出場果たす

東京の国際和太鼓大会へ=和太鼓「生」の木下節生さん=ブラジルから初出場果たす

ニッケイ新聞 2010年8月11日付け

 プロの和太鼓グループ「生(しょう)」代表の木下節生さん(42、二世)が14、15両日、東京こどもの城青山劇場(東京渋谷区)で開催される「第9回東京国際和太鼓コンテスト」に出場する事が決まった。伯国から同コンテストに出場するのは初めて。また、今回の出場者の中で唯一の日本以外からの出場者となる。

 聖市生まれの木下さんは22歳の時、奈良県に留学し、27歳から本格的に和太鼓を習い始めた。1999年に聖市で和太鼓教室を開き、ボランティア演奏活動である「木下節生太鼓グループ」、プロの太鼓グループである「聖伯響座」(現・和太鼓「生」)を結成し、国内外で活動を続ける。
 現在はパウリスタ美術大学音楽療法学科に在籍し、聖市アクリマソン地区の聴覚障害者学校ヘレン・ケラーで聴覚障害者に太鼓を使った音楽療法のリハビリなども行う。
 同コンテストは一人打ちの大太鼓の部、5~12人のチームによる組太鼓青少年の部、一般の部に別れて演奏が行われる。木下さんはビデオ、DVDによる一次審査を通過し、大太鼓の部本戦出場者10人の中に選ばれた。
 木下さんの出場まで、同コンテストで本戦に進んだ国は日本を除いてアメリカと中国のみ。木下さんの旅費はブラジル文化庁が支援した。
 本戦では自由曲と課題曲を10分以内で演奏。木下さんは自由曲に葛飾北斎富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」をイメージして自身が作曲した「ビックウェーブ」を選んだ。
 また、課題曲が設けられていることが同コンテストの特徴であり難関となる。音楽、文化の各方面の審査員が見つめる中、プロの太鼓演奏者達が同じ楽譜を演奏する事で真価が問われることになる。

image_print

こちらの記事もどうぞ