ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2010年9月1日付け

 英国のサッカーチームであるマンチェスター・シティがロビーニョの放出を決めたようだ。8月31日にイタリアのミランで身体検査を済ませたロビーニョの年収は500万ユーロ(約1110万レアル)と伝えられているが、マンチェスターとミランの間での移籍費用はまだ交渉中? いずれにせよ、英国では色々あり、ベンチを暖める時間が思いのほか長かったロビーニョが、古巣サントスでの様に思い切りプレーできる場が確保出来ればと思う事しきり。
     ◎
 サンパウロ市南部のビル前を8月29日の朝7時出発と聞くと、観光旅行か何かと思うのが普通だが、今回はブルックリンで33階建てのビルの階段765段を駆け上るというブラジル初の競技。健脚を競った選手の頂点は、男子が3分29秒で完走のイタリア人のマルコ・ガスパリさん、女子が4分51秒で完走のニュージーランドのメリッサ・ムーンさん。ブラジルからの参加者には、バラーダから直行し28日の朝から不眠という豪傑もいたという。階段を歩いて上るのは道路を歩くのの10倍のエネルギー消費というが、駆け上った時は何倍?
     ◎
 8月29日朝、サンパウロ市のカンポ・リンポで新生児死亡事件が起きた。帝王切開で取り上げられたのは妊娠31週の赤ちゃんで、生まれた時から首筋に切り傷と内出血の跡があり、この傷が死亡原因となったか否かは司法鑑定で確認するという。執刀医はアンドレ・L・ヴェローゾ医師となっているが、妊婦は執刀者は女性だったと証言。分娩には研修医のインジラ・V・トーレス医師も立ち会っており、本当の執刀者が誰かなども問題になりそうだ。病院側はかすり傷というが傷は深さ2センチだったとの証言も。我が子と共に新しい生活の夢破れた母哀れ。

image_print