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家元がデモンストレーションも

ニッケイ新聞 2010年9月3日付け

 文協ビル貴賓室で行なわれた家元によるデモンストレーションには、約200人が来場した。
 家元は、生け花の思想や技術を軽妙な口調で説明、真剣な眼差しでメモを取る参加者も見られた。
 続いて、野田学・特別派遣教授による礼式生けでは、南米支部の発展を祈った作品「鶴と亀」が注目を浴びていた。
 USPの池坊教室で今年から勉強しているというワンダ・ペレイラさん(66)は、「わずかな花でこれだけ表現するのは凄い」と笑顔で話していた。
 リベルダーデ区の佛心寺で花を生けるという梅原輝子さん(69、二世)は、「仏さまに備えるときも今日見たことを活かしていきたい」と話していた。

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