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文協大総合美術展が開幕=豊田氏「作品のレベル上がった」=17日まで

ニッケイ新聞 2010年10月6日付け

 ブラジル日本文化福祉協会美術委員会(小田エルザ委員長)による文協大総合美術展の開会式、授賞式が2日午後、文協ビル大講堂で開催され、約1000人が2週間にわたる展覧会の開催を祝った。
 大部一秋在聖総領事、内山直明国際交流基金サンパウロ所長、山下譲二文協副会長、豊田豊同委員会名誉委員長らのほか、後援団体代表などが来賓として出席。小田委員長はあいさつで「開催まで大変なことがたくさんあった。でも多くの人の協力で何とか開催に漕ぎ着けることができた」と感謝の気持ちを述べ、式の中で涙を流す場面もあった。
 山下副会長は「アーティストの皆さんに拍手を贈りたい」と、共に壇上に並ぶ受賞者を称え、大部総領事は「美術、文化は国境を越える。そんな展覧会を開催することは素晴らしい。バンザイしたい気持ち」とそれぞれ祝辞を述べた。
 現代、具象、工芸美術の3部門から金、銀、銅賞が選出され、各受賞者に来賓から記念品、プレートが贈られた。
 初の金賞を受けた五木田洋子さん(64、愛媛)は具象部門に大きな3枚のパルメイラの絵を出展した。
 「木一筋16年」と自身の創作生活を振り返る五木田さん。同展の前身であるサロン文協時代から10年以上出品を続け、一昨年の銅賞、昨年の銀賞に続いて初の金賞を受賞した。
 娘の美術大学入学をきっかけに本格的に絵画の道へ。同委員らによる絵画教室「友の会」に通い腕を磨いた。「文協に育てられたようなもの。感謝しています」と喜びを隠せない様子で話した。
 「展覧会の知名度も上がり、今年は作品のレベルがぐっと上がった」と笑みを浮かべる豊田さん。「いろんな作品を見て来場者に楽しんでもらい、芸術家同士いい刺激になれば」と開催を喜んだ。
 開場時間=平日は正午から午後6時、土日は午前10時から午後6時(17日最終日は午後3時)、12日は祭日のため閉館。最終日には陶芸家の鈴木章子さんの講演会も開催される。問い合わせ、講演会の予約は、同会事務局、担当アウロラ(11・3208・1755)まで。
 各部門の金・銀・銅賞受賞者は次の通り。
【現代美術】〔金賞〕=ダルシネイラ・ピメンタル・オリヴェイラ・モンチコ、〔銀賞〕=スズキ・ユミ、マルコス・ダマスセナ、〔銅賞〕=カタリネ・ガチ、ルイス・アレンテス、ヴェラ・パレンテ。【具象美術】〔金賞〕=五木田洋子、〔銀賞〕ヤジマ・エイジ、タニア・ツルカト、〔銅賞〕セレス・モレイラ・ダ・シルヴァ・パニクッシ、デボラ・ヘニスキ、ササキ・イチロウ。【工芸美術】〔金賞〕=マルセロ・トカイとユキエ・サクラダ(合作)、〔銀賞〕=ナカムラ・シベレ、マルスカ、〔銅賞〕=アゲダ・ザビスキー、イマイ・M・アリセ、オンジナ・ラ・フェリッペ。

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