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小林ヴィットル候補、惜しくも…=「コロニアの支援感じた」

ニッケイ新聞 2010年10月9日付け

 ピラール・ド・スール文化体育協会(伊藤正男会長)の第32回敬老会が9月26日午前9時過ぎより当文協会館で催された。文協会員数153家族から、本年度は74歳以上の高齢者が67人が表彰され、うち約40人が会場に元気な姿を見せた。最高齢者は102歳の高野捨野さん。
 開拓先亡者黙祷の後、伊藤会長から「今年の敬老会は5年に一度の特別な敬老会ですので記念品を用意しております。これからも健康に注意しまして、来年そして5年後の敬老会にも元気に出席されますよう願っています」と挨拶があった。
 市議会長マルコス・サントス氏が参加し、「この町において日系コロニアは重要な役割を担っています。日本語学校の子供達はよく教育されており、私の娘もこの学校に通わせていますが、ここでしつけや感謝の心・日本文化など様々な面で学びとても健全な日々を歩んでいます。これからも市とともに日系コロニアの発展を願っています」との言葉があった。
 日本語学校生徒代表の安藤あきら君(13)からは、「今日、僕達の『ありがとう』と言う気持ちがおじいちゃんとおばあちゃんの心に届くように、元気に頑張るので、ぜひ、みんなの発表をごゆっくりと楽しんでください」と感謝の気持ちを伝えた。
 その後、表彰者の名前が一人ずつ呼ばれ、餅やプロポリス、記念品、婦人会が心を込めて作ったお弁当が日本語学校の女子生徒により配られた。
 そして、この日出席した男女最高齢者の雪丸初二さん(91)、豊田スギさん(96)がケーキカットを行った。続いて老壮会会長の安藤偵重氏から敬老会開催に対する謝辞があった。
 その後、乾杯があり昼食。午前11時から余興が始まり、日本語学校からは、合唱・合奏・劇・踊りなど7つの出し物が用意された。全児童による合唱では今年の9月までNHKで放送されていた連続ドラマの主題歌「ありがとう」を元気に歌った。高齢者の多くがそのドラマを視聴していて馴染みのある曲であり、歌詞を見ながら口ずさむ姿も見られた。
 幼稚園児はお遊戯「お弁当箱」「体元気」を行い、教師を見ながら音楽に合わせて体を動かす4~6歳児のかわいらしい姿には、会場にいる皆の表情が緩んだ。
 他にも低学年の生徒の劇「かさ地蔵」や合奏「上を向いて歩こう」などがあり、上級生は殺陣を行った。今回は敬老会ということもあり時代劇風にし、そこに勧善懲悪のコントに竹刀を用いた殺陣を入れた。動きは全て生徒たちが考え何度も練習をしてきた。最後の6人による殺陣では竹刀がぶつかり合う激しい音が響き渡りその迫力に会場が釘付けとなった。
 また、活動7年目のソーラン部の発表も行われた。日本語学校の生徒や卒業生の希望者約25人が週一日授業前に練習している。この日は低学年の生徒中心の「よさこいソーラン」と全員による「ソーラン」の2種類を披露した。
 30あるプログラムの余興は2時間半に及んだが、子供による発表が多く終始活気に満ち溢れ、参加した高齢者達は孫・ひ孫達の発表を温かい目で見守りつつ楽しい時間を過ごした。
 婦人会、母の会、日本語学校の子供と全ての世代がいっしょになって高齢者をお祝いし盛り上げ、また共に楽しんだ敬老会。この活気ある会で高齢者は贈り物、喜び、そして元気をもらい会場を後にした。

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