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ウー氏「コロニアに感謝」=最後まで気を抜かない

ニッケイ新聞 2010年10月12日付け

 「とにかくコロニアのみなさんに感謝したい」。連邦下議選挙に出馬して惜しくも落選したウイリアン・ウー氏(41、二世)が来社し、そう感謝の言葉をのべた。
 落選に関しては「これも政治家人生の一部であり、前向きに受け止め、また一から出直したい」と声を落としつつも、「まだ現職だからセーラ候補の大統領当選を支援し、アルキミン新州知事との会合も欠かさずに行っている」と胸を張って力強く語った。
 現在が初任期にも関わらず、立案した連邦法案が2つも可決された実績があり、他に多数の法案を提出しているが、来年は別の議員名で出しなおす必要があるという。
 飯星ワルテル下議と共に伯日議連の両輪として新幹線売り込みに力を入れてきた。「リオ・サンパウロ市だけでなく、国中をつなぐ交通機関として大きな視点で考えるべき。地デジ日伯方式と同様に、国外にブラジルから輸出することもありえる」とのべ、次の伯日議連のメンバーに今後を託した。
 現職下議であるウー氏は、「任期が終了する来年1月末まで1日たりとも無駄にせず、最後の最後まで気を抜かず仕事したい」と強調した。「来年以降のことは任期をいっぱいやり終えてから、ゆっくり考えたい」としつつも、最後に「もちろん、4年後はまた出馬します」との強い決意を明らかにした。

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