ニッケイ新聞 2010年11月6日付け
浦和東ロータリークラブ(埼玉県)は、サンパウロ市のアクリマソン・ロータリークラブ(吉岡ファビオ会長)を通じて、同市の家族援助センター(Centro de Orientacao a Familia)が運営する児童福祉施設に新型パソコン3台、プリンタスキャナー1台(総額3000ドル相当)をこのほど寄付した。
10月26日、アクリマソン地区にある同施設で行われた贈呈式には、施設の代表者エリカ・セナ・カルバーリョさん、ロータリークラブ(以下RC)4430地区代表者パスショアル・フラビオ・レアルジーニ氏、吉岡会長、鈴木カルロス前会長、今回のプロジェクトの調整役を勤めた阿部義光氏ら、関係者10数人が出席し、設置された機材を見学した。
同施設は6~15歳の子供達160人に対して、義務教育以外の時間で食事、衛生指導、教育、文化活動を無償で行っている。
カルバーリョさんによれば、その活動の一環として開講しているパソコン教室はボランティアの手を借り、週2回開かれており、設備が十分でなく今回の寄付を受けることになった。
また今回、アクリマソンRCからも同センターにバーボンホテルから譲り受けたテレビ4台が寄付され、同RCは今後、教材のCD、その再生機の寄付も企画する方針。
贈呈式が終わり、パスショアル氏は、「ロータリーを通じてこのような公共団体への支援が増えることを願う」と述べ、浦和東RCへの感謝の思いを表した。