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パナソニック=白物家電の生産拠点=伯、インドに新設へ

ニッケイ新聞 2010年11月13日付け

 【共同】パナソニックは8日、インドとブラジルでのエアコンや冷蔵庫の生産拠点新設を軸とした、白物家電の事業戦略を発表した。拠点整備により、2015年度にインドでは白物家電の売上高約900億円、ブラジルでは約250億円を目指す。
 2拠点はいずれも11年春に着工予定。インドでは、首都ニューデリー近郊のグルガオンに新設する工場「パナソニックテクノパーク」(仮称)の一部として、同工場に近いジャジャールで12年からエアコンと洗濯機の生産を開始。ブラジルではサンパウロにも近い南部のエストリマで、冷蔵庫や洗濯機の生産を12年末から順次始める。
 両国だけでなく、新興国を中心に海外での販売を強化。全世界の商品別販売数は、12年度に、エアコンを09年度比約300万台、冷蔵庫、洗濯機は同約130万台、電子レンジは約170万台、それぞれ増やす計画だ。
 アジアの新興国ではことし12月から、省エネ機能「エコナビ」を搭載した家電を順次販売。機能を絞った中間所得層向けだけでなく、富裕層向けの商品も拡充させる。

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