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椎の実学園=今年も恒例の正月式=58年続く伝統行事

ニッケイ新聞 2011年1月13日付け

 日本語学校の椎の実学園(落合磨園長)は1月1日、恒例の正月式を同学園で開催した。サンパウロ市の日本語学校の草分けとして故落合四三氏(初代園長)が創立した同学園は、今年で59周年。正月の式は創立以来58年間、休むことなく続けられている。
 式は午前10時に始まり、日伯両国歌の斉唱後、落合園長が祝辞。続いて音楽担当の小野寺七郎教師が新年のあいさつを行なった。
 半世紀以上同学園で指導する小野寺さんは、昨年の世界の激動を振り返り、合わせて2011年の厳しい展望を述べ、「日系コロニアはどんな困難な障害が横たわろうがこれに打ち克って、希望を失うことなく前進する年」と話した。
 最後に、今年も勇気を持って明るく進もうと誓い、園歌を力強く合唱して、小野寺夫妻の発声で万歳三唱。一人ひとりにお年玉がプレゼントされ、その後、校庭で祝賀パーティーが催された。
 小野寺夫妻の音頭で乾杯後は和気藹々と歓談の時を過ごし、出席者は新年の祝いと共に学業への期待と努力の決意を新たにしていた。

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