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東西南北

ニッケイ新聞 2011年1月14日付け

 ロナウジーニョがフラメンゴと契約を交わした事をファンの前で公表した12日、クラブの競技場に2万人のファンが詰めかけ、新しいヒーローを迎えた。熱狂的なファンの歓迎に感激したロナウジーニョは、「実際にプレーしてもいないうちにこんなに歓迎してもらい、本当に嬉しい」と、感謝の意を表明した。
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 13日も雨が残った南東伯では、アウキミンサンパウロ州知事の被災地視察など、水害関連の報道が続く。ミナス州では警戒宣言発令中の市が70市に増えたが、市中央部の市役所や警察などが水に囲まれて孤立し、鉄道も動かなくなっていたサンパウロ州東部のフランコ・ダ・ロッシャ市では、ダム決壊などを防ぐため12日に近くの貯水池の水門が開かれ、市内に水が溢れた状態が続いているものの、水位そのものは少しずつ下がっている様だ。救出作業難航中のリオ州テレゾポリスでは死者名の一部が公表されたが、大量の雨で地盤が緩んだ地域ではまだまだ油断禁物。農産物価格は3月頃まで高値止まりとの予想も。
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 13日朝8時前、サンパウロ州都電公社(CPTM)グアイアナーゼス駅付近で電力供給が途絶え、電車が立ち往生。空調も止まり、息苦しくなった乗客は列車を降り線路を歩いた。11号線(コラウ)の通常運転再開は9時頃だったが、7号線(ルビー)の復旧は11時半頃までかかったという。

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