ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2011年2月23日付け

 町の名前が似ているせいで混乱するなら、町の名前を変えよう—。問題となっているのは、大サンパウロ市圏エンブー市とその隣のエンブー・グアス市。手紙や検査結果が届かない、モトボーイも配達先を間違える。こんな問題頻発に業を煮やしたエンブー市民は、エンブーの後に〃ダス・アルテス〃を加える事を提案し、5月1日に市民投票。「下手をすると隣の町で起きた犯罪もうちの町で起きたんだろうと言われる」という人もいるが、受験関係の書類が届かず、入試を受け損なったりした場合は人生の一大事だ。
     ◎
 郵便料金の改定が18日の官報に掲載された。財務省が決めた手紙や電報などの新料金が発表されたものだが、通信省の承認待ちのため、新料金の適用開始日は22日現在も発表されていないようだ。国内便最低料金は0・70レアルが0・75レアルに、商用の国内便最低は1・05レアルが1・10レアルに調整される。バスや地下鉄などの料金値上げに泣いた人々には、「郵便局よ、お前もか」の気分かも。
     ◎
 21日午後、弊社前の道を挟んだ店々は、2時過ぎからの停電に悩まされ、バールなどは閑散としたあり様。22日付伯字紙のサンパウロ市を襲った強風は時速96キロに及び、倒木数は新記録との記事に思わず納得!

image_print