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東西南北

ニッケイ新聞 2012年12月7日付け


 5日のオスカー・ニーマイヤーの死は世界中にも打電された。主なものは「過去60年で最も革新的な建築家」(英国BBC局)「曲線の詩人(西国エル・パイス紙)」「建築でブラジルを植民地支配から解放した(米国ニューヨーク・タイムス紙)」「新しいブラジルを夢見た男(伊国ラ・スタンパ紙)」「20世紀最後の象徴の死」(葡国プブリカ紙)など。
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 5日にアルゼンチンのボンボネーラで行なわれた南米杯決勝第1戦の対ティグレ(アルゼンチン)戦で、サンパウロFCのエース、ルイス・ファビアーノが前半13分、相手ディフェンダー、ドナッティと口論になり、腹部を蹴ったためにレッドカードで退場となった。相手も退場となったが、主戦力のファビアーノを失ったサンパウロはなんとか粘って引き分け。12日のサンパウロ市モルンビー・スタジアムで優勝への望みをつないだ。「祖母が死んだばかりで気が立っていた」というファビアーノは次戦には出場できない。
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 SBT局の夜の娯楽番組「プログラマ・ド・ラチーニョ」に出演しているコメディアン、マルキート(52)がサンパウロ市市会議員に就任することで注目されている。既に2010年に圧倒的な得票数でピエロからサンパウロ州下院議員となったチリリッカと比較されているが、笑いでの才能をサンパウロ市議会でどこまで発揮するか。

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