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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月5日付け

 ブラジルの車の生産が、2月に月間31万700台の新記録を達成した。1月比18・7%の増産で、前年同月比では24%の増産。当然、販売の方も27万4200台で前月比12%、前年同月比24・1%増の新記録を達成しており、全伯一の車両登録数を誇るサンパウロ市では、3月中に登録車数が700万台を突破すると報道も流れている。サンパウロ市の車両登録数が500万から600万になるには、2000年1月からの8年間を要したが、600万から700万に至るにはわずか3年。市内の渋滞がますます深刻なるのも当然で、4日午前中には既に、カーニバルの連休を海岸などで過ごそうとする人々が長蛇の列を作り始めていた。
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 3日に閉業と見られていたサンパウロ市ベラ・ヴィスタの映画館ベラス・アルテスが、とりあえず10日まで営業する。建物の所有者が新しい家賃の額を了承するか否かの返答を引き伸ばしているため、映画館がプログラムを発表したもので、最後かも知れない上映作品はペドロ・アウモドヴァルの「ラビリント・デ・パイション」とジャッケス・タチの「アス・フェリアス・ド・セニョール・ウロット」とか。
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 サンパウロ市の病院でこのところ、結膜炎による受診者が増えている。人の移動が多いカーニバル後は更に増えると予想されているが、人と接触後の手洗い励行だけで大丈夫?

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