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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月10日付け

 カーニバルの間サンバに興じた人々も職場に戻り始めた9日付エスタード紙が、フラメンゴのロナウジーニョ・ガウッショは〃アロース・ダ・フェスタ(フェスタにいつもいる人)〃との記事を掲載。5日(土)はバイレ・ド・ヴェルメーリョ・エ・プレットで〃リオの王〃の冠受領後、アセッソグループのパレード観賞。6日(日)夜はヴェーリャ・グアルダ・ダ・ポルテーラのパレードに参加し、翌朝はマンゲイラのバテリアに飛び入り参加。その日は11時にチームの練習に顔を出してからチジュッカに行き、サンバと呼ばれるブロッコで約4万人をもてなした。カーニバル当日の8日(火)はグランデ・リオのパレードに参加し、連日の役回り完遂。グランデ・リオでは会衆から喝采も浴びたサンバ好きも、今度はフィールドで勝負の番。
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 カーニバルで浮かれる人々をよそ目にしのつく雨は、熱気を冷ますと同時に、一部地方でまた災害を引き起こしている。9日現在、南マット・グロッソ州では、13市が大きな被害を受けて非常事態宣言や警報を発令中で、橋が壊れたり、道路の損壊で孤立している村落もあるという。浸水その他の被害を受けた人の数は6万人に上り、3万9千人が被害を受けているパラナイバ市では6日から断水も起きている。大豆生産農家は、せっかく育った豆がダメになると心配している。

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