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東西南北

ニッケイ新聞 2011年3月31日付け

 30日にブラジリアの大統領官邸で行われた、ジョゼ・アレンカール前副大統領の葬儀は、遺族や政府関係者らのみが参列したミサなどののち、12時半から一般の参列者も受付け、14時45分には2千人を数えたという。軍の空砲21発と三権の長達に迎えられた遺体は大統領官邸貴賓室に安置され、参列者は金属探知機をくぐらなければならない上、遺体の前で立ち止まる事も出来ない状態だったという。
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 アラゴアス州内陸部の町で、学校給食用の金がウイスキーや犬のえさ購入に使われていた事が発覚し、警察が捜査を継続中だ。連邦検察庁と連邦警察などが共同で行っている捜査の対象は、ジラウ・ド・ポンシアノ、ポッソ・ダス・トルンシェイラスなど9市で、不正に使われた金額は、2年間で800万レアルに上るとか。30日早朝から始まった摘発では、国の補助金をごまかしていた責任者として、元市長やその親族など、16人に逮捕状が出されているという。
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 国際サッカー連盟から、2014年のW杯準備が2010年の南アフリカ大会の時より遅れており、大会前年の試合はブラジル開催不能とまで言われたブラジルで、スポーツ相とブラジルサッカー連盟がそんなはずはないと反論。サンパウロ市会場のイタケロンは着工さえしておらず、各地の空港整備も遅れているのは確かだが…。

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