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東西南北

ニッケイ新聞 2014年2月28日

 今日付本紙で報じているCPTMルス駅での係員と口論した妊婦の電車事故の他に、25日はサンパウロ市の電車網で驚くべき事故が続いた日でもあった。同日朝は中央部セーの地下鉄3号線で27歳の女性が電車が近づいてくるタイミングでプラットフォームに突き落とされ、電車に轢かれて右腕を切断する悲劇が起こった。サンタカーザ病院に運ばれて手術をうけた女性は重体だが、容態は安定しており、呼吸機の力を借りずに呼吸できているという。目撃証言によると、突き落とした犯人は現場を立ち去る際、顔に笑みさえ浮かべていたという。現在警察は犯人を殺人未遂の容疑で捜査中だ。

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 サンパウロ市のサンバを代表した歌手で作曲家のアドニラン・バルボーザ(1910~82年)の親友としても知られた音楽家、「アルネスト」ことエルネスト・パウレッリが25日、大腿骨骨折で入院中だった病院で亡くなった。99歳だった。エルネストはアドニランと出会った際に名前を「アルネスト」と間違えられ、それを正したところ、アドニランが代表曲のひとつとなる「サンバ・ド・アルネスト」を書いたという逸話を持つ。埋葬は27日に行なわれた。

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 26日のサンパウロ州選手権、コリンチャンスはコメルシアルに3―0で快勝し2連勝。これで勝ち点17となり、グループB2位のイトゥアノに勝ち点差1まで迫ってきた。4連敗後に最下位となっていただけに尻に火がついたか。またサンパウロもピラシカーバに3―1で快勝。グループAの首位ペナポレンセに勝ち点で並んだ。そろそろ強豪が本気になりはじめたか。

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