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18氏が栄えある受賞=スポーツで日伯交流に貢献

第55回パウリスタ・スポーツ賞

ニッケイ新聞 2011年4月9日付け

 本社が主催する第55回パウリスタ・スポーツ賞贈呈式が3月29日、聖市のSESCビラ・マリアーナで開催された。本紙前身のパウリスタ新聞時代に始まり、長年伯国スポーツ界発展への貢献者を称えてきた同賞。55回目の節目となる今回は16部門と2つの特別賞で18氏に記念プレートが贈られた。当日は家族や友人、各スポーツ団体関係者など約300人以上が訪れ、受賞者を祝福した。

 今年の表彰部門は、パークゴルフ、相撲、ゲートボール、水泳、ゴルフ、テニス、マレット・ゴルフ、野球、柔道、剣道、空手、古武道、卓球、射撃、陸上、ソフトボールの16部門。このほか、SESCビラ・マリアーナのオレガリオ・マッシャード・ネット支所長(56)、マレット・ゴルフの定着に尽力した沖野伊名木氏(77)に特別賞が贈られた。
 成田強領事ほか、羽藤ジョージ州議ら日系政治家、日系団体代表、嶋田巧パラナ日伯連合会会長、パラナ州カルロポリス市のロベルト・コエーリョ市長、ルイス・アルベルト・コエーリョ市議など多数の来賓が出席し、各推薦団体から会長はじめ多くの関係者が訪れた。
 贈呈式は午後7時半ごろから始まり、はじめに先月29日に死去したジョゼ・アレンカール前副大統領、28日に死去した野村義人・ブラジル日系ゴルフ協会名誉会長、そして東日本大震災の犠牲者に対し1分間の黙祷を捧げた。
 主催の高木ラウル・本紙社長は、55回の歴史の中で当初は8つほどだった表彰部門が16まで増えたことを紹介。日本移民が持ち込んだスポーツをブラジルで実践し、広めることで日伯交流に貢献してきたと述べた。日本の震災にも触れ、「日本は必ず復興すると信じている。ブラジル人は心から『頑張れ日本』と思っている」と話した。
 続いて各部門の受賞者が舞台に上がり、来賓から記念プレートを贈呈。一人一人に大きな拍手が贈られた。
 来賓の山下譲二文協副会長は、日本移民が普及したスポーツは同時に規律や倫理といった日本文化もブラジル社会に伝えたとし、「受賞者は日系社会だけでなくブラジル社会の誇り」と称えた。
 パラナ日文連の嶋田会長は、今回同州から4人の受賞者が出たことを「パラナ住民の名誉であり誇り」と喜び、「日系子弟がスポーツを通じて世界にはばたくとともに、スポーツを通じて日本語、日本文化を大事にしてほしい」と激励した。
 着任したばかりの成田領事も、日本人が持ち込んだスポーツの振興した現在を、「日伯友好親善の成果を見るよう」と述べた。
 式後は受賞者、家族らによる記念撮影が行われ、用意された食事をとりながら懇談した。

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