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東西南北

ニッケイ新聞 2011年5月14日付け

 保健省によると、12日までに風邪の予防接種を受けた人は目標値の56%で、一部自治体が接種期間を20日まで延長した。13日朝までに期間延長を発表した自治体は、サンパウロ州とミナス両州とリオ市。サンパウロ市では、チエテとバラフンダのバスターミナルでも土日を含む8〜20時に接種可。保健所の応対は8〜17時だが、セルケイラ・セーザルにある州立エミリオ・リバス病院では7時から対応してくれる。
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 初期の肺炎との診断で治療中だったジウマ大統領が、医師からの勧めで15日のパラグアイ行きをキャンセル。週末に独立200年を祝う同国では、イタイプ発電所の余剰電力の買取価格が3倍になったのを喜んだが、満足はしてないというから、大統領の訪問は興奮が冷めるまで延期かも。
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 11日にサンパウロ州サンジョゼ・ド・リオ・プレットで起きたトラック事故で荷台から逃げ出し、2キロ先の店に飛び込んだ牛は、ガラス戸を破って駆け出したところを投げ縄で捕らえられ、農場に連れて行かれた。事件の最中、店の奥に閉じ込められていた店員によれば、この事件ですっかり有名になった店の女主人は、この牛が屠殺されずにすむ方法を探すと共に、ウインドーに牛の模型を置くつもり。12日に農場の牛と再会した店員は、捕獲に協力した青年達とも会い、彼らの勇気を称え、感謝の意を表した。

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