ホーム | コラム | 東西南北 | 東西南北

東西南北

ニッケイ新聞 2011年6月11日付け

 南東伯の悪天候が続いており、警戒態勢が続いていたリオ市でも、9日夜の強風で倒木などの被害が続出し10日朝も7つの区域が停電。一方、スト参加と器物損壊などを理由に4日に逮捕された仲間439人の釈放を求め、州議会前で抗議行動中だった消防士達は9日、同様にスト入りした教員の加勢と共に、教員ストで授業がなくなった生徒達の訪問を受けた。雨にも負けず風にも負けずで居座る消防士達のもとには、10日早朝、連邦議員らの人身保護令適用請求を裁判所が認めたとの朗報も届いた。
     ◎
 共働きが増えているブラジルでは、老人や子供の世話を人に頼む家庭も増えているが、サンパウロ州アンドラディーナで、生後7カ月の子供の態度が変わった事を不審に思った親が隠しカメラを設置したところ、58歳の乳母が食べ物を無理やり口に押し込んだり叩いたりする様子が録画された。驚いた両親は女性を解雇、警察にも訴えた。別のビデオには兄のダウン症児に暴行の場面もあり、両親のショックはいや増した。
     ◎
 中銀が8日から現金自動預け払い機(ATM)の盗難防止装置でシミのついた紙幣の交換を再開する指示を出したが、10日付本紙で記載したエストラット(残高証明)の提出は不要としたようだ。当人の口座の動きは銀行に記録があるから要らないというが、その点はそれ以前も一緒では?

image_print