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「日系人は大きな財産」=松本外務大臣が来伯=現職としては4年ぶり=コロニア幹部とも懇談

ニッケイ新聞 2011年7月2日付け

 パラグアイで29日に開催されたメルコスール(南米南部共同市場)首脳会合に出席のため28日から南米を歴訪している民主党の松本剛明外務大臣(52、兵庫11区)が30日に来伯、ブラジリアでパトリオッタ外相と会談、円借款の署名を行った。現職外相のブラジル訪問は、07年の麻生太郎氏以来。同日夜、サンパウロ市の文協ビルであった日系4団体の代表らとの懇談後、移民史料館を見学した松本大臣は、「日系人の方々は日伯のつながりを深める大きな財産である」と述べた。

 懇親会には文協、援協、県連、日文連の4団体11人が参加。日本からは松本大臣のほかに、水上正史中南米局長が参加した。
 冒頭、大部一秋在聖日本総領事は、東日本大震災に対するコロニアを中心とした支援活動を紹介。上原幸啓文協名誉会長は歓迎の言葉を述べ、「ブラジルのみんなが被災地の1日も早い復興を願っている」と話した。
 松本外相は、日本移民の苦労を振り返り、「現在日系の方々は枢要な立場で素晴らしい活躍をされ、日伯のつながりを深める大きな財産」とその功績を讃えた。
 その後、4団体の各会長が挨拶し、各団体の活動を説明した。
 懇談では、「日伯間の査証免除協定はまだない。もし実現すれば人や企業の往来も活発になり、両国の距離が縮む」との二宮正人・移民史料館元運営委員長の発言に、同日の会談で同案件が議題に挙がったとし、「短期商用ビザの条件緩和や簡素化について話が進んでいる」と答えた。
 また会談では、コロニアでも話題になっている日本産食品の輸入規制に関してパ外相は、安全証明が必要とする地域を現在同様、福島、宮城、群馬など12都県に限定することを確認した。

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