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ニッケイ新聞 2011年8月30日付け

 当地で日本食が流行っているほど、日本ではブラジル食は普及していない。東京にはシュラスコ店が何軒かあるが、アマゾン料理、ミナス料理、ゴイアス料理店などは聞いたことがない。そこで提案。かつて日本の大手製粉メーカーがポン・デ・ケージョの元を発売したことがあるが、ブラジルでは「日系人の専売特許」ともいえるパステルを次は流行らせたらどうか。レアル高の今こそ、どこかのパステル店日本進出しませんか。
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 ペトロポリスの芝居『Sabedoria dos Idosos』の粗筋は次の通り。70歳を超えた老人を、役に立たないとして孤島に送っていた、妻を亡くし2人の娘を持つ信濃の地の領主が、隣国の領主から難題を突き付けられ、解決できなければ領土が攻められる、という危機に晒された。ある心優しい青年は年老いた母親が島に送られるのを恐れるあまり、一度は山に置き去りにしたものの再び家に連れ帰り、地下に匿っていた。領主が隣国から突き付けられた難題は、母親の知恵ですべて解決、青年は長女と結婚し、領主も考えを改めを尊敬するようになり、ハッピーエンド。サンパウロ市の団体でも上演してもらったら?
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 今年の桜前線はサンタカタリーナまで南下し、いよいよ9月4日からラーモス移住地の桜公園で第14回桜祭りが開催される。同地文協では当初2千本もの山桜を植えたが、まともに育ったのは半分の1千本だけだったという。その他にソメイヨシノの苗木も植えたが暖かすぎてうまく育たなかったとも。時に零度までになる同地は日本と気候が似ているようだが、何らかの気象条件が異なるようだ。だから植樹は難しい。尾中弘孝会長によれば、今はソメイヨシノの亜種を植え、桜の里とするべく試行錯誤を続けている。少々遠いが、その努力の成果が〃開花〃する姿を見に足を運んではいかが。

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