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日本語祭り=作品コンクールで669人が受賞=メダル受け取りニッコリ=85校から2万人が参加

ニッケイ新聞 2011年10月12日付け

 ブラジル日本語センター(谷広海会長)が主催する『第9回日本語祭り』が2日、北海道協会会館であった。「全伯日本語学校生徒作品コンクール」には、85校から約2万人が参加し、書道、絵画、硬筆、作文、漫画の5部門で6歳から大人までの計669人が受賞した。表彰式には、子どもや父兄ら213人が出席、日本語学習への意欲を新たにしていた。

 在聖日本国総領事館から小林雅彦首席領事、国際交流基金サンパウロ日本文化センターから深野昭所長、ブラジル日本都道府県人会連合会から本橋幹久副会長ら来賓も駆けつけ、表彰式に参加した。
 谷会長は開会の挨拶で、「幸せには、してもらう幸せ、できる幸せ、してあげる幸せの3種類があるが、世の中のために役に立つ幸せが一番大事。まずは『ありがとう』をたくさん言うことから始めてほしい」と語りかけた。
 深野所長は、「世界の日本語学習者は約365万、ここ3年間で約67万人増加した。ブラジルは14位。『日本語そのものに興味がある』という理由で学習する人が最も多い」という調査結果を紹介した。
 続いて小林首席領事、インスティトゥート・パウロ・コバヤシの小林ヴィットル代表も祝辞を述べた。
 コンクールの受賞者らは年齢順に1人ずつ壇上に上がり、谷理事長や来賓から賞状とメダルを受け取った。中には3、4部門で複数の賞に輝いた子どももおり、保護者らが嬉しそうに写真を撮っていた。
 入り口には入賞者の作品が展示され、会場外でも古本や食べ物販売、折紙や独楽の体験コーナーが設けられ、終日参加者で賑わった。
 昼食後は、日本で行なわれたスピーチコンテストの参加者による帰国報告や、サント・アマーロ日本語学校の生徒による花傘音頭も披露された。
 諸川有朋理事は、「センターの学習者は三、四世が中心。非日系や大学生が増えているのは嬉しい傾向」と喜ぶ一方で、全体の学習者数の横ばい状態が続いていることにも触れた。
 板垣勝秀副会長は「日本文化の普及活動にも力を入れ、興味を喚起し学習者を増やせれば。日本語教師が職業として十分成り立つよう道を開くのもセンターの義務。現在教師を対象にセミナーなどによる意識改革を図っている」との取り組みを語った。
 春藤ゆみちゃん(6、四世)の母、真澄マルシア(40)さんは、「1年前から勉強を始めたのに、入賞してびっくり。出来るだけ長く続けて欲しい」と喜んだ。
 3部門で入賞した長谷川幸紀ちゃん(9、四世)の母、安楽奈津重さん(48)は、「日本語を学んでおけば留学も可能だし、就職でも道が広がる」と話していた。

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