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東西南北

ニッケイ新聞 2011年10月22日付け

 20〜21日のブラジル内メディアは、テレビも新聞もインターネットもカダフィ元大佐殺害一色。これまでの報道史においても稀ではと思われる、凄惨なまでの死の模様は映像文化の発達を改めて思わせるが、しかし、あまりに真実が過ぎると直視に耐え難いこともまた事実。そんな中、フォーリャ紙が描いたカダフィ元大佐の死に至る過程のイラスト図が、読者に不快感を与えることなく、「起こったこと」を丁寧に伝えようとしていたのが好ましかった。大切なのは、「どんな風に血しぶきが飛んだか」ではなく、独裁がどう終わったか。どんなにテクノロジーが発展しようが、そこを忘れずに報道する姿勢はやはり必要だ。
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 パラナ州連邦工科大学(UTFPR)では今週、電気・機械工学部に通う学生グループによって開発された電気自動車が発表され、注目を集めている。他の大学でも電気自動車は開発されているものの、フォルクスワーゲン(VW)のビートルを電気自動車へと改造したこともあり、若者の興味を引きつけている。外見は古くて可愛いのに、中身はハイテク(最先端技術)。環境にやさしく、騒音や廃棄物を一切出さないという。同自動車には2万5千万レアルの投資がされており、最高時速60キロ、1キロあたりの費用は0・07レアルと安く、ガソリン車の4分の1とはビックリだ!

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