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東西南北

ニッケイ新聞 2011年11月1日付け

 先の汎米選手権のマラソンで優勝したシウヴァ選手。まるで、映画の中からそのまま出てきたかのような成功物語には思わず興奮した。まさか、仕事としてやっていた、ゴミ収集車を追いかける3時間の走りが人生そのものを変えることになろうとは本人も思っていなかっただろう。だが、幸運だったのは確かだが、それがマラソンコーチの目にもとまるほどのものだったというのは、シウヴァ選手が勤務時に驚異的な早さとバテることなく走りきるだけの才能を見せたからに違いない。一体、そのときにどういう走りをしていたのか。それを無意識に目撃していた当時の同僚たちは、ある意味ものすごくラッキーだったように思う。
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 聖市東部のヴィラ・ゼリーナで10月28、29日、地区創設84周年の記念集会が開かれた。ヴィラ・ゼリーナは、ロシア、ブルガリア、クロアチア、ポーランド、ハンガリーといった東欧移民が多く、メインプログラムは16人の青少年によるバレエ。モスクワのボリショイ劇場を本拠地とするボリショイ・バレエ団が国内に創設した、バレエや劇を教える学校の生徒がクラシックバレエなどを披露したもので、会衆から一際高い拍手をもらったディエゴという生徒は黒人系。伯国でボリショイ・バレエが見れると思っていなかったコラム子は、黒人系故のばねの強さと体の切れに魅了された。

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