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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年12月15日付け

 「リンゴは木になるまで6年かかる。それまでは金にならず、ピエダーデ時代のパトロンが良い人で助けてもらった。今でも思い出すと涙が出る」—と取材中言葉を詰まらせたサンジョアキンの細井健志さん。
 62年にコチア青年として来伯し、7年間ピエダーデでジャガイモ栽培に従事した後、74年最初にサンジョアキンに入植した同地の「生き字引」的存在だ。
 今でこそ、「SANJOのリンゴの値段が出たら他が決まる」ほどの市場価値を持つが、「販売当初はフジの蜜を腐っていると勘違いして、返品されるケースが多発した」と、苦労も多かったよう。
 息子達に後を託し第一線を退いた今も、「今後、立地が良いアルゼンチンでフジの栽培が成功したら、将来わからないね」と心配を隠せない。
 細井さんら初期入植者が発展の土台を作った同地のリンゴ栽培。ワイン作りが新たな組合活性化の糸口になればと願う。(詩)

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