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米国ハワイ=「偏見に打ち勝った」=退役軍人に名誉金メダル=盛大に授与式とパレード

ニッケイ新聞 2012年1月7日付け

 【ハワイファシフィックプレス1月1日付け】12月17日、第2次世界大戦で戦った日系アメリカ人退役軍人の議会名誉ゴールドメダル受勲を祝うパレードがワイキキで行われた。パレードに続き、式典がハワイ・コンベンション・センターで開かれ、席上、議会名誉ゴールドメダルのレプリカが約450人に授与された。式典には1399工兵大隊のメンバーも多数出席し、その名誉を讃えられた。
 この議会名誉ゴールド勲章は、11月にワシントンDCで陸軍第100歩兵大隊、第442連隊戦闘団、陸軍情報部に授与されたものだ。健康状態のためにワシントンDCでの式典に参加できなかった多くのハワイの退役軍人のために、今回はハワイでの式典が計画された。
 カウアイ出身の元陸軍参謀総長である新関エリック退役軍人長官は、「第442連隊戦闘団の大多数はハワイ出身である。この最高位の文民勲章、議会名誉ゴールドメダルの受勲を祝う式典をハワイでも行う事は当然だ」と語った。
 442連隊の第1部隊に所属した渡瀬ハロルド氏(87)は、「戦死した44人の部隊仲間、回復しない傷を負った仲間たちの事を考えると受勲を受け入れる気になった。アメリカ本土出身の日系アメリカ兵は家族を収容所に捕われていた。彼らはさらにその分の割増しの賞を受けるに値する」と当時の仲間たちへの思いを語った。
 442連隊の土井ハイラム氏(88)の孫、山崎チャド氏(21)は、祖父世代が払った犠牲への謝意を述べ、受勲・式典の意義を語った。
 ハイラム氏の弟、土井マモル氏(87)は、戦中は陸軍情報部員としてフィリピンで日本語通訳を務めた。日本軍がパール・ハーバーを攻撃した時は、ハワイ島に住んでいたと言う。戦争が始まり、日系人という事で差別されるようなった。
 アメリカへの忠誠を示す為に軍に志願したマモル氏は、「日系アメリカ人は偏見に打ち勝った」とトルーマン大統領が宣言した時に、日系アメリカ人が受けた非難が不当なものであった事を証明できたと感じたという。「あれで十分だ。僕はもう満足している。我々は証明したんだ。『日系アメリカ人はアメリカ人だ』と」。

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