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熱帯情緒あふれるマナウス=日本人向けに観光地紹介=大河アマゾンに癒されて

アマゾナス州

 昨年末、オールカラーの日本語版ガイドブックを刊行し、日本人観光客誘致に力を入れるアマゾナス州政府。ガイドブックのランサメントの機会に、12月6〜8日の3日間、ジャングル・ロッジ「アリアウー・アマゾン・タワーズ」などの州都マナウス市周辺の有名観光地を訪れた。世界最大の流域面積を有するアマゾン川、広大な熱帯雨林を擁し、圧倒的な自然景観が広がる同州は、日本移民の重要な入植地でもあり、ゾーナ・フランカになった後は多くの日系企業が進出するなど日本との繋がりも深いところだ。2014年のサッカーW杯、16年のリオ五輪など日本からたくさん観光客が訪れることが見込まれており、州観光公社「アマゾナスツール」(Amazonastur)の招待を受け、その魅力の一部を紹介する。(田中詩穂記者)

 12月6日午前9時半にグアルーリョス空港を出発し、エドゥアルド・ゴメス空港に着いたのは午前11時過ぎ。時差は2時間があり、直行なら実際の搭乗時間は4時間ほど。ブラジリア等で乗換えする場合はさらに時間が必要だ。空港内にはアマゾナスツールの観光案内所があり、地図やパンフレットなど資料が充実している。
 気温35度、湿気80%のじっとりとした空気と、容赦なく降り注ぐ強い日差しの下、5つ星ホテル「トロピカル・マナウス」へ。プールやテニスコート、ショッピングセンターまである高級リゾートホテルで、中はゆったりとして格調高い雰囲気だ。夜はホテル内で、〃アマゾンの奇祭〃として知られるパリンチンス名物のボイブンバのショーまで見られる。
 マナウス市は乾季(6〜11月)と雨季(12〜5月)に大別され、北西部の最大都市だ。アマゾン川の北側にあるネグロ川北岸に位置するため、南側にある国内主要都市へは空路か 水路以外に交通手段がなく、事実上の陸の孤島といえる。昨年10月に約3キロ半に及ぶリオ・ネグロ大橋が完成したが、その南にまだ大河アマゾンの本流が横たわっている。

地元で有名な魚料理名店も

 荷物を預けた後、開発が進むポンタ・ネグラ海岸沿いを走る。昼食は「Churrascaria EL TORO LOCO」で。ヴェージャ誌マナウス版の「Veja Manaus COMER BEBER 2011/2012」の多国籍料理部門で1位に輝いたレストランだ。
 ブッフェ形式でブラジル料理やシュラスコ、パスタ、サラダ、デザートなど、アマゾン川で採れる魚や熱帯果実を食材とした多様な地方料理が味わえる。別に寿司バーもあり、夜は界隈に住む日本人客で賑わうという。
 独特のクセのあるピラニアのスープ、身の詰まったピラルクーの塩焼きや醤油、チーズで煮込んだもの、濃いオレンジ色で酸味が利いた「タペレバ」のジュースなどを賞味。じっとしていると汗が額に滲むものの、店内は吹き抜けになっており風通しが良い。

ゴム景気の面影残る=豪華なアマゾナス劇場

 お腹を満たした後は市内観光へ。19世紀末のゴム景気で繁栄した当時の面影がうかがえるコロニアル風建物が目立つ一方、小さな露店がぎっしりと並び人々が行き交う界隈は、庶民的で賑やかな雰囲気だ。
 観光地としては、1896年に建てられたアマゾナス劇場が必見。ガイドツアーで中に入ってみると、ヨーロッパから持ち込まれたという建築資材や調度品で飾られ、どこも目を見張る豪華さ。客席は5階まであり、上階はバルコニーになっている。
 ちょうどオーケストラのリハーサルが行われており、迫力ある演奏をしばし鑑賞。同劇場では毎年オペラフェスティバルが開かれているほか、ほぼ毎日催し物が行われている。
 河岸に面した市場では大きく色とりどりの各種野菜や果物、各種食品やファリーニャ、穀物、アマゾンの薬草、珍しい調味料が並び、眺めているだけで楽しい。サンパウロでは見られないものばかりで、お土産を購入するのに最適だ。

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