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「ラクテン・ショッピング」開店=ブラジル版・楽天市場=すでに94店舗が出店済

ニッケイ新聞 2012年4月28日付け

 日本最大の電子商店街『楽天市場』で知られる楽天株式会社(三木谷浩史代表取締役会長、東京、1997年設立)が24日、ブラジル版・楽天市場「ラクテン・ショッピング」(Rakuten.com.br Shopping)をオープンした。今後のEC事業(電子商取引)のあり方を関係者らと議論するため、同日サンパウロ市で開催された「楽天スーパー・エキスポ」で、三木谷氏が公表した。既にレポスティッシェ(Le Postiche)、メガマムーテ(MegaMamute)、プレイテッキ(Playtech)など大手企業を始め94店が出店しており、契約済みの200店舗は順次開店予定。年内には出店店舗数を800、取扱商品数200万点を目標に拡大を目指す。

 「楽天市場」とはインターネット上の商品売買サイトで、現在日本では3万8千以上の店舗が食品、衣類、電化製品、書籍など9千万点以上の多彩な商材商品を出店している。消費者はネット上で各社の商品を比較検討し、自宅にいながら購入で仕組みだ。
 同社はこの楽天市場に加え、旅行やポータル・メディア、銀行、証券など金融事業も手がけており、昨年度の売り上げは約3790億円、10年度比9.8%と高成長を見せている。
 ブラジルは世界第5位の人口を有しインターネット利用者数も8千万人と南米最多(Ibope Nielsen調査)、今後も経済成長が見込まれることから、同社はEC分野での有力な市場と見ている。アメリカを始め中国やインドネシアなど新興国にも積極的に参入しており、ブラジルを含め海外9カ国に事業展開する。
 昨年6月、当地でネット販売支援事業を展開するイケダ社(現ラクテン・ブラジル)を買収し子会社化、同社を運営母体としてモールの開設に向け準備を進め、昨年11月にテスト始動、今回開店の運びとなった。
 同社はリリースで、「世界各地で蓄積してきたEC事業におけるノウハウと、ラクテン・ブラジルの小売業者との幅広いネットワークを組み合わせることで、ブラジルでナンバーワンのインターネット・ショッピングモールを目指す」と目標を掲げており、そのためにも今後は世界の楽天グループ傘下のECサイトとの連携も検討していく方針だという。

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