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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2012年5月5日付け

 きょう5月5日は「子どもの日」。ちょっと前までは「端午の節句」であり、男子の節句とされ風呂に菖蒲や蓬をいれ祝ったものである。菖蒲は尚武に通じるし、座敷には武者人形を飾り、大きな鯉幟を掲げ健やかに育てと祈る。4月29日の「昭和の日」から黄金週間と称し長くも長あーい連休が続く。今年は10日ばかりだが、さてーこんなに休んでばかりで大丈夫なのか?と思ったりもする▼去る3日は「憲法記念日」。昭和22年に施行されてから65年になり、政界でも憲法を改正しようの動きが強くなっている。明治憲法を全面的に改めての日本国憲法は、GHQが草案を作り政府と国会に成立を迫ったものであり、あの講和条約が発効したときから改正の声が上がっていた。この憲法草案の審議では、共産党の野坂参三衆議が、9条の戦争放棄は、自衛権の放棄に通じると厳しく追及したのである▼自民党は去る4月27日に憲法改正法案を発表し、話題になっている。「天皇は元首」、自衛隊は「国防軍」。「国旗は日章旗。国歌は君が代」と明記し、9条も1項目の「戦争放棄」は残すものの「自衛権の発動を妨げるものではない」とし、集団的自衛権を認めるとしている。与党の民主党は、党の方針もはっきりしないが、改憲に反対派もかなり多く、社民と共産の護憲派もいるから改憲の論議も間違いなく混戦する▼橋下徹大阪市長が率いる「維新の会」は「靖国神社への首相公式参拝を合憲化」を掲げているし、国会の憲法審議会もやっと始動と、改憲の議論は、広く国民にも広がり、これから益々活発になる。(遯)

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