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人文研=若手研究員育成の奨学生=第三期生の募集開始

ニッケイ新聞 2012年6月28日付け

 サンパウロ人文科学研究所(人文研、本山省三理事長)が実施する「若手研究員育成のための奨学制度」の第三期生の募集が始まっている。
 人文研の目的である「ブラジル日本移民および日系社会研究」「日本とブラジル交流研究」「日本史研究」に従事する若手研究員の育成を目指し、その学習基盤の一助とすることがねらい。
 実施要綱は次の通り。【人員】4人。【資格】現在大学学部2年生以上で、基本的にポ語が優先されるが、分野によっては日本語の知識も要求される。【選考】(1)履歴書、(2)計画書、(3)面接。【研究テーマ】人文研の目的に沿ったもの。【奨学金】月額一最低給与相当額で、返還の必要はない。原則一カ年、ただし延長可能。【申し込み期限】7月20日。【選考】7月中に実施。【指導教官】本山省三(理事長、USP教授、歴史学)、菊地マリオ(副理事長、社会学博士)。【条件】(1)人文研に最低週10時間出頭し、研究テーマについて指導教官の助言、指導、示唆を受ける。ただし教官の許可により、野外調査の実施も可能。(2)年2回の研究報告書を提出する。(3)ゼミ、シンポジウムに出席する。(4)複数の奨学金をもらってはならない。(5)3カ月に一度経過報告書を提出する。(6)指導教官が奨学生として不適格と認めた場合、奨学金の支給を停止する。
     ◎
 問い合わせは人文研(開所時間=平日午後2時〜6時。住所=リベルダーデ区サンジョアキン街381文協ビル3階38号室。電話=11・3277・8616。HP=www.cenb.org.br)。

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