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若者ウチナーンチュが集結!=第一回大会、ブラジルで=大盛り上がりの開会式=「まずは成功に導きたい」

ニッケイ新聞 2012年7月26日付け

 世界に住む沖縄県系人の若者の交流を通じ、沖縄文化の継承、グローバルネットワークの強化などを目的とした『第1回世界若者ウチナーンチュ大会』が25〜29日まで、サンパウロで開催される。開会式が25日午前、リベルダーデ区の沖縄県人会館ホールで開かれた。世界若者ウチナーンチュ連合会(本部・沖縄)内の実行委員会が主催。同会事務局長の玉元三奈美さん(24、うるま市)は「各国が企画に携わり、自分たちの手で作り上げた大会。まずは無事にやり遂げ、来年のアメリカでの大会につなげたい」と意欲を語った。

 昨年10月の「第5回世界のウチナーンチュ大会」期間中、各国から代表者を招いて開かれた若者国際会議で、失われつつある沖縄文化や歴史の保存・継承に向けた7つの提言がまとめられた。本大会はその具現化に向けた取り組みとして、ブラジルでの初回開催に向け準備が進められてきた。
 亜国、ボリビア、ペルー、米国、沖縄、ブラジルなどから約150人が参加。沖縄県留学研修OB会「うりずん会」が受け入れ準備にあたった。
 30分遅れで始まった開会式では、各国の代表が国旗や県旗をもって一人ずつ登場、壇上に上がって声援を浴び、開会宣言が行われた。
 資金繰りが困難で、一時は開催が危ぶまれたという本大会。玉元さんは挨拶で、「県民の皆さんの温かい支援で実現した。若者のネットワーク作りに向け、ブラジルで第一歩を踏み出しましょう」と呼びかけた。
 与那嶺真次・県人会会長は「一緒に楽しく過ごして、強い絆を作ってほしい」と一行を歓迎。その後、今回は参加を見合わせた台湾、英国、ハワイの県系人による手紙やビデオレターが紹介され、仲井真弘多知事からの祝辞代読、最後は三線の演奏で幕を閉じた。
 若者国際会議に亜国代表で参加し、今回も10人の参加者代表者として訪れたのは、瀬底ギジェルモさん(24、三世)=祖父母が那覇市出身=。
 琉球國祭り太鼓の亜国支部長を務め、大会で南米各国を訪れるが、「そのたびに(ウチナーンチュとしての)アイデンティティが高まっている気がする」という。今回の大会も、「メンバーのほとんどは、国外に出るのも初めて。とても楽しみです」と嬉しそうに話した。
 かつてブラジルに住む沖縄県人と沖縄県をつなぐ「民間親善大使」を務めていたという比嘉敏夫さん(84、名護市)は大会見学のためカンポ・グランデから訪れた。「我々一世もこういったことを考えていたが、実現できなかった。(大会開催は)非常に嬉しいことです」と期待感をあらわにした。
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 26、27日は県人会で、各国のコロニアについて紹介し合うプログラム、企業や工場見学、ウチナーグチ替えのど自慢大会などが実施され、28日は聖州議会で終日国際会議、29日はジアデーマ市の沖縄文化センターで行われる郷土祭り、ミス琉装大会などを見学する。

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