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「物の価値、考えよう」=環境講演、カゴづくりも=8日

ニッケイ新聞 2012年10月4日付け

 持続可能な環境について考える講演と棕櫚(ヤシの総称)の葉を用いた作品づくりを学ぶワークショップ「A arte de descobrir a dignidade das coisas(ものの価値を見い出す芸術)」が8日午後5時半〜9時半頃まで、サンパウロ市のPalas Athena(住所=Alameda Lorena, 355, Jardim Paulista、電話=11・3266・6188)で開かれる。参加費80レアル。
 講師を務めるのは麗澤大学名誉教授で、移民関係の著書もある現在来伯中の丸山康則さんの妻、丸山きよみさん(79、京都)。丸山氏のもとで、日本の横浜国立大学で学んだ小林エレーナさんが案内に訪れた。
 昨年末に東京で開かれた「第51回日本クラフト展」ではきよみさんが棕櫚で作った作品2点が優秀賞に選ばれ、手工芸品を創るグループを設立して世界各国で展示会も行っている。
 小林さんは「きよみさんはシンプルで飾らない人。葉の形を生かした作品を作る楽しみを味わうことで、ものの価値について考える機会になれば」と参加を呼びかけている。
 ポ語の通訳付き。申し込みは会場のPalas AthenaのHP(www.palasathena.org.br)で受け付けている。

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