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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年10月18日付け

 ボランティアの多くが高齢者というデイ・サービス「シャローム」。最高齢は86歳というから驚きだ。60を過ぎると「高齢者」と言われるが、70、80代がかくしゃくと働く姿は「高齢者」のイメージとはほど遠い。
 日本では介護者も高齢を迎えているケースが多く、「老老介護」と呼ばれ社会問題化している。一方シャロームは、「ボランティアも楽しく過ごせる」ことを目的に掲げ、介護する側も心身ともに健康でいられるよう配慮する。比較的元気なお年寄りが通っているという点も大きいが、その意味で理想的な介護施設と言えるだろう。
 時間をもてあましている元気な〃高齢者〃にとって、このような施設は新たな生きがい発見の場、或いは人との交流の場としても有効だ。高齢化が進む日系・伯両社会にも、シャロームのようなあり方の介護施設が更に普及することを願う。(阿)

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