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聖南西=ポリチコと親睦夕食会=10人以上が交流の場に=「このような集いは重要」

ニッケイ新聞 2012年10月27日付け

 聖南西文化体育連盟(UCES)が主催、マイリンケ文化協会が実行主体となり19日夜、同会会館で「第3回ポリチコとの親睦夕食会」が催された。日系社会と政治家との距離を縮めようと2年前にレジストロで第1回を、昨年はヴァルゼン・グランデで第2回を催している。
 小川彰夫さんの司会で先亡者の霊に1分間の黙祷が捧げられ、山村敏明UCES会長、赤塚カルロス・マイリンケ文協会長が挨拶した後、ブラジル国歌、君が代を斉唱。 安部順二下議、羽藤ジョージサンパウロ州議、このほど再選された野村アウレリオサンパウロ市議、マイリンキのデニス・ヴェネリ市長、ペドロ・デ・トレードの宮城セルジオ市長、ウイリアン・ウー元下議、ピラール・ド・スール副市長、その他10人以上の各地区の市議、約150人の聖南西地方の文協代表者が参加した。全ての政治家が一人残らずあいさつし、メッセージを送った。
 挨拶に立った安部下議は、「ブラジルの日本移民の歴史が104年目を迎えた今、日系人候補者の当選が年々難しくなっているのは、日系人が日系人に投票する時代ではなくなってきているから。日系人同士が離れ離れにならず、団結することが大切。今夜のような集いは大変重要で、我々政治家がいかに真剣に、献身的に政治に取り組んでいるかを理解してもらえる良い機会。サンパウロの文協、県連、他の地方の日系連合会も、このような催しをすべきでは」との考えをのべた。
 夕食会は政治家同士にとどまらず、各地区文協代表者の交流の場でもあり、和気藹々と夜遅くまで続いた。(金子国栄さん通信)

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