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南米安田保険が事業拡大=マリチマ社を子会社化=ブラジルは国外最大市場

ニッケイ新聞 2013年2月5日付け

 NKSJホールディングス(本社=東京、櫻田謙悟取締役社長)が1月25日、以下の内容を発表した。子会社の損害保険ジャパン社がブラジル子会社である南米安田保険社を通し、マリチマ・セグーロ社の株式追加取得を行い、子会社化すると発表した。取得総額は約2百万レアル(約85億円)。(以下、それぞれ損保ジャパン、南米、マリチマ社)
 マリチマ社(1943年設立、フランシスコ・カイウビー・ヴィジガル社長)は伝統ある自動車保険会社の大手で、2009年に南米安田社(58年設立)が50%の株式を取得していたが、今回の追加取得で普通株式数で87%、優先株式数で92・1%と筆頭株主になる。
 今後、日系進出企業物件などに強い南米安田社と、一般社会向けに強いマリチマ社の両社が今まで以上に連係を強め、更なる事業拡大を図る。これを受けて29日、損保ジャパンの山口裕之常務執行役員(米国ニューヨーク駐在)、南米社の遠藤秀憲取締役社長、マリチマ社の奥村幹夫取締役が詳細説明に来社した。
 山口常務執行役員によれば、日本国外にある29拠点のうち最も重点を置くのがブラジルであり、日本をのぞけば、同グループ内で売上げは世界一を誇るという。「日本移民が築いた信用により、日本人に対する信頼感があることも当地の利点だ」と強調し、「ブラジルの保険市場はこれからも2ケタ成長が続くと思う」との有望性を熱く語った。
 マリチマ社と南米安田社の売上げを合計すれば、国内市場10位に相当し、日系企業としては最大級の規模になるという。
 奥村取締役も「所得水準が上がるにつれて、自動車の所有率も増え、保険にも関心が高まっている」と市場拡大の見込みを示した。さらに「マリチマ社は日系で唯一、健康保険を持つ企業で歴史もある。今回の子会社化により、今まで以上に色々な面でシナジー効果が期待できる」と今後の展開に期待を寄せた。

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