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東西南北

ニッケイ新聞 2013年4月12日

 10日、サンパウロ市パカエンブー・スタジアムでのリベルタドーレス杯コリンチャンス対サンホセ戦の試合前、スタジアム前の広場でコリンチャンス応援団とボリビア移民が一緒になり、現在ボリビアに収監中のコリンチャンス応援団12人の釈放嘆願運動を行った。この12人は2月20日にボリビアで行われた同カードで起きた、発信弾使用によるサンホセ応援の少年死亡事件に関与したとして逮捕されている。
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 サンパウロ市では、家の前の歩道がないとか穴や敷石破損などで危険な状態だったり、汚れていたりすると、その家の住人には即座に罰金が科せられていたが、10日の市議会で規定緩和が承認された。正式発効後は、勧告から60日以内に自己責任で修理するか区役所に修理を要請するかを選べるようになり、1平米300レアルの罰金徴収は修理期日を守らなかったときのみになる。歩道のある家の住民はひと安心か。
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 2013年の1〜3月にサンパウロ市でデング熱にかかった人の数は昨年同期より36人多い404人となり、市内の19地区で昨年より感染人数が増えた。東部のカンガイーバは増加が特に顕著で、昨年の5人から24人に急増。南部のサコマンでは9人から15人、東部のヴィラ・ジャクイーも5人から11人に増えている。同病を媒介する蚊は、きれいな水が溜ったところに発生しやすい。

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