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ニッケイ新聞 2013年4月23日

 海外県人世界大会を行う福岡県では、「海外福岡県人子弟招へい事業」を行っており、毎年11歳前後の子供たちを地元の小学校に受け入れ、交流を深めている。事前に移民史の授業も行うといい、「海外の子供たちにルーツを感じてもらうのと同時に、福岡の子供たちも勉強になるし、刺激になっている。県人会運営の将来の担い手を育成する目的もある」と田中俊太さん。また、1966年から続く県費留学生制度で、毎年ブラジルからの5人を含む10人を受け入れているとか。地元福岡での世界大会で、県民パワー炸裂?
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 ブラジルに先駆けて日本食ブームを迎えたアメリカ。昨月末、ニューヨークのグランド・セントラル・ターミナル駅で開催された「ジャパン・ウィーク」では、あなごめし、神戸ビーフ弁当、博多地鶏弁当など9種類の駅弁が販売された。各地の特産品にスポットを当てることで、地域観光にも関心を持たせる狙いのよう。「日本食」と一括りにされがちな当地で、地域食を広めるヒントになりそう。
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 ガルボン・ブエノ街のとある中華料理店のメニューには日本語が併記されているが、それがあまりにも可笑しい。「塩漬けの豚肉チャーハン」はまだいいが、牛肉とカレーのリゾットが「牛肉はチャーハンをカレー」となっているのは意味不明だ。他にも「牛肉チャーハン米麺」など、何がメインかわからないようなものも。「エビフライドライスヌードル」は、えびと野菜が入ったカレー味のビーフンらしいが、実物とかけれている。旅行者を連れて行くと受けるかも?

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